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08月31日-01号

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  1. 福津市議会 2021-08-31
    08月31日-01号


    取得元: 福津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年 9月定例会(第4回)1 議 事 日 程(初日)   (令和3年第4回福津市議会9月定例会)令和3年8月31日午前9時30分開議於  議  場 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4 報告第5号 継続費精算報告について 日程第5 報告第6号 専決処分した事件の報告について(福津市道上西郷97号線女子生徒転落事故に対する損害賠償の額) 日程第6 同意第7号 人権擁護委員候補者の推薦について 日程第7 議案第29号 令和3年度福津市一般会計補正予算(第3号)について 日程第8 議案第30号 令和3年度福津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について 日程第9 議案第31号 令和3年度福津市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について 日程第10 議案第32号 令和3年度福津市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について 日程第11 議案第33号 令和3年度福津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について 日程第12 議案第34号 令和3年度福津市公共下水道事業会計補正予算(第1号)について 日程第13 認定第1号 令和2年度福津市一般会計決算の認定について 日程第14 認定第2号 令和2年度福津市国民健康保険事業特別会計決算の認定について 日程第15 認定第3号 令和2年度福津市後期高齢者医療事業特別会計決算の認定について 日程第16 認定第4号 令和2年度福津市介護保険事業特別会計決算の認定について 日程第17 認定第5号 令和2年度福津市住宅新築資金等貸付事業特別会計決算の認定について 日程第18 認定第6号 令和2年度福津市公共下水道事業会計決算の認定について 日程第19 議案第35号 福津市部設置条例を改正することについて 日程第20 議案第36号 福津市立学校の施設の開放に関する条例等を改正することについて 日程第21 議案第37号 福津市税条例を改正することについて 日程第22 議案第38号 福津市健康福祉総合センター条例等を改正することについて 日程第23 議案第39号 福津市津屋崎千軒民俗館条例等を改正することについて2 出席議員は次のとおりである(18名)  議 長  江 上 隆 行  副議長  米 山   信   1番  福 井 崇 郎   2番  森 上 晋 平   3番  秦     浩   4番  石 田 まなみ   5番  八 尋 浩 二   6番  田 中 純 子   7番  中 村 晶 代   8番  尾 島 武 弘   9番  下 山 昭 博   10番  髙 山 賢 二   11番  中 村 清 隆   12番  蒲 生   守   13番  横 山 良 雄   14番  戸 田 進 一   15番  榎 本   博   16番  椛 村 公 彦3 欠席議員は次のとおりである(なし)4 地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した者の職・氏名(14名)  市     長  原 﨑 智 仁      教  育  長    大 嶋 正 紹  総 務 部 長  本 夛 研 介      市 民 部 長    横 山 清 香  健康福祉部 長  辻   優 子      健康福祉部理事    神 山 由 美  地域振興部 長  花 田 千賀子      都市整備部 長    長 野 健 二  教 育 部 長  水 上 和 弘      総 務 課 長    花 田   積  財政調整課 長  吉 﨑 和 哉      まちづくり推進室長  石 井 啓 雅  会 計 管理者  谷 口 由 貴      代表監査委 員    灘 谷 和 德5 職務のため議場に出席した者の職・氏名(3名)  事 務 局 長  重 冨   隆      議 事 課 長    平 田 健 三  議 事 係 長  石 橋   俊          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            開会 午前9時30分 ○議長(江上隆行) ただいまから、令和3年第4回福津市議会定例会を開会いたします。 まず、開会にあたりまして、議長としてごあいさつを申し上げます。さて、新型コロナウイルス対策を厚生労働省に助言する専門家組織が、さる8月18日の会合で九州7県を含む全国40都道府県が最も深刻なステージ4、爆発的感染拡大に相当することを明らかにするともに、災害レベルの状況にあると分析をしております。この状況において、現在21都道府県が緊急事態宣言下にあり、福岡県におきましても8月20日から4回目となる緊急事態宣言が出ております。そこで、本定例会におきましても、傍聴席の人数制限や、会議中1時間をめどに議場の換気を行うため、休憩を取るなど、新型コロナウイルス対策を講じることとしておりますので、なにとぞ皆様のご理解とご協力をお願いする次第でございます。 それでは、会議を開きます。 地方自治法第121条第1項の規定に基づき、会議事件説明のため、お手元に配布の説明員の出席を求めております。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(江上隆行) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第88条の規定に基づき、会議録署名議員に、15番、榎本博議員、16番、椛村公彦議員を指名いたします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第2会期の決定 ○議長(江上隆行) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から9月22日までの23日間としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ご異議なしと認めます。 従いまして、会期は本日から9月22日までの23日間とすることに決定いたしました。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第3諸般の報告 ○議長(江上隆行) 日程第3、諸般の報告を行います。 市長から令和3年第4回福津市議会定例会招集にあたり、あいさつ並びに報告事項があれば、お受けいたします。 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) おはようございます。令和3年第4回の福津市議会9月定例会の開会にあたりまして、ごあいさつを申し上げます。 議員の皆様におかれましては、ご多忙のところご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。このたび再度緊急事態宣言を受けまして、依然として、市民の皆様にはご不便をおかけし、また、不安を抱きながら日々お過ごしのことと思いますが、職員一丸となって、コロナウイルス感染症、そしてワクチン接種を含めて、引き続き、市民サービスの向上と、そして安全・安心に努めてまいる所存でございます。 それでは、私から諸報告といたしまして、本定例会に提案いたしております案件につきまして、ご説明を申し上げます。 まず報告第5号は、2カ年の継続費で実施しました事業の精算報告でございます。報告第6号は、本年7月28日付で専決処分いたしました損害賠償の額の決定に関する報告議案でございます。また同意第7号は、人権擁護委員法に基づく、人権擁護委員候補者推薦にかかる市議会の意見を求める議案でございます。議案第29号から34号までは、一般会計のほか4特別会計並びに下水道事業会計における令和3年度の補正予算案でございます。 認定第1号から6号までは、令和2年度福津市一般会計ほか4特別会計と、そして下水道事業会計の決算の調製ができましたので、監査委員の意見を付して提案いたしております。議案第35号は、所信表明の中でも述べさせていただきましたが、農業従事者の担い手不足、農業施設の管理や営農の継続に関する課題解決実現に向けて、部設置条例の一部を改正するものでございます。議案第36号は、本市の公共施設の使用料につきまして、基本方針に基づき所要の改正を行なうものでございます。議案第37号は、地方税法等の改正に伴う福津市税条例の一部を改正する議案でございます。議案第38号及び議案第39号は、議案第36号と同様に、使用料の基本方針に基づき、所要の改正を行なうものでございます。 以上、報告、同意及び認定を合わせまして、20議案を提案させていただいております。おのおの重要な案件でございまして、ご審議の上、なにとぞ可決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 以上であります。 ○議長(江上隆行) 以上で、市長のあいさつ並びに報告事項を終わります。 議長としての報告事項を申し上げます。お手元に配付しております書類について報告いたします。1点目が、市民福祉委員会並び建設環境委員会からの閉会中の所管事務調査報告書。2点目が、監査委員からの現金出納の検査結果についての報告。3点目が、榎本議員からの会派等行政視察研修一覧。なお、報告書につきましては、議会事務局で保管をしておりますことを申し添えておきます。 4点目は、陳情といたしまして、辺野古新基地建設の中止と、普天間基地の沖縄県外・国外移転について国民的議論を行い、憲法に基づき公正かつ民主的に解決するべきとする意見書の採択を求める陳情、それに「新型コロナウイルスワクチン接種の即時中止を求めます」に関する陳情書、そして要望書という表題で、網膜色素変性症に係る公費助成の要望に関するもの、以上3件が提出されておりますので、その写しをお手元に配付をいたしております。 続きまして、常任委員会所管事務調査につきまして、まず、市民福祉委員会の報告を求めます。髙山賢二委員長、お願いをいたします。 髙山委員長。 ◎市民福祉委員長(髙山賢二) それでは、市民福祉委員会の報告をさせていただきます。 令和3年第3回福津市議会定例会において、本委員会に付託を受けておりました所管事務調査について、その調査結果を会議規則第110条の規定により、下記のとおり報告をいたします。 記。 1.調査事項。 (1)学童保育所の現状と課題について。 (2)放課後等デイサービスの現状と課題について。 2.期日。 令和3年7月13日火曜日。 3.調査にあたって。 学童保育所については、人口が増加する中、共働き家庭の増加や保護者の勤務形態の多様化などにより、放課後の子どもの居場所づくりとして、その整備・拡充が求められているところである。また、放課後等デイサービスについても利用者数や事業所の数がともに大きく伸びて、生活能力の向上のために必要な訓練や社会との交流の促進などの支援が必要となってきている。よって、学童保育所放課後等デイサービスの現状と課題について調査した。 4.調査結果。 (1)学童保育所の現状と課題について。 学童保育は、福津市学童保育所条例により設置、管理及び利用について規定されており、市内全ての小学校に18カ所設置されている。また民間の学童保育所として福間南しんあい児童クラブがある。これらの運営は、勝浦小学校学童保育所福間南しんあい児童クラブを除き、指定管理者により行われている。 これらの合計定員は現在900人で、入所児童は、平成28年度は643人であったが、人口増等で令和2年度には828人となり、毎年50人程度増えてきている。入所児童の増加に合わせて平成27年度以降、新増築により定員を400人増やし、対応してきた。支援員の数や設備の基準については条例で規定され、これまでは基準を満たしてきたが、今後も児童数の増加が予測され、特に注意が必要な児童に対して人員配置ができるよう、支援員の確保や施設の場所の確保が急務となっている。 (2)放課後等デイサービスの現状と課題について。 放課後等デイサービスを実施している事業所は12カ所で、利用者数は平成24年度が26人であったが、令和2年度は182人、現在は214人と急激に増加している。利用者は小学生から高校生までで、放課後と夏休みなどの長期の休みの期間中に利用でき、利用申請には障害者手帳もしくは主治医の意見書が必要で、福祉課窓口で相談を受けている。利用者に対する補助制度はないが、自己負担額は世帯の所得に応じた応能負担となっている。国においても障がい児通所支援の在り方に関する検討会が開かれ、放課後等デイサービスなどの再編が主な論点となっているため、本市の事業もその議論の結果により対応していくとのこと。 5.委員会としての意見。 (1)学童保育所の現状と課題について。 人口増に伴い、児童数も昨年に比べ185人増の4,674人となっており、今後も増加が予測されている。次年度以降の児童数や入所を希望する保護者の就業状況にも左右されるが、そのニーズに応じた対応が望まれる。入所児童の安全を最優先した施設の確保はもちろんであるが、子どもの状況に応じた対応が必要な場合もあり、加配の予算確保や人員の確保をし、支援の充実を図る必要がある。 (2)放課後等デイサービスの現状と課題について。 障がいのある人が自立した日常生活及び社会生活を営むことができるよう、相談支援を行うためには、発達障がい、知的障がい及び身体障がい等、さまざまな障がいの種別に応じた利用をしなければならず、そのためには各事業所についての情報が必要であるため、相談窓口の充実がより求められる。また、今後は事業所間、事業所と学校間の情報共有や、連携などがさらに必要となってくる。そのためにも基幹相談支援センターを早期に設置し、支援の充実を図る必要がある。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 所管事務調査でございますので、委員長に対する質疑は省略をいたします。 髙山賢二委員長、自席へお戻りください。 次に、建設環境委員会の報告を求めます。横山良雄委員長、お願いいたします。 横山委員長。 ◎建設環境委員長(横山良雄) おはようございます。それでは、建設委員会の報告をいたします。 令和3年第3回福津市議会定例会において、本委員会に付託を受けておりました所管事務調査について、その調査結果を会議規則第110条の規定により、下記のとおり報告いたします。 記。 1.調査事項。 (1)農業政策の現状と今後の課題について。 (2)産業廃棄物処理等関連施設の現状について。 2.期日。 令和3年8月3日火曜。 3.調査にあたって。 (1)農業政策の現状と今後の課題について。 本市の基幹産業の一つである農業は、遊休農地の増加や有害鳥獣による農作物の被害、後継者不足などで、取り巻く環境は年々厳しい状態である。このような問題に対し、本市の農業政策の現状と課題について調査した。 (2)産業廃棄物処理等関連施設の現状について。 産業廃棄物処理等関連施設の概要及び福岡県の立ち入り検査の現状、規制する条例等の検討について調査した。 4.調査結果。 (1)農業政策の現状と今後の課題について。 遊休農地は、令和元年度から3年間で16ha増加し、令和3年度で総農地面積1,536haのうち50haである。遊休農地増加の主な原因は、農家総数・農業従事者の減少、農業従事者の高齢化、後継者不足、鳥獣被害などがある。毎年、農業委員会委員が現地に出向き、農地利用状況調査を実施している。それを受け、市は荒れている農地の所有者に対し利用意向調査を行い、賃借の業務を受け持つ福岡県の農地中間管理機構が担い手の農地の利用集積・集約化を軸に、遊休農地の解消を図っている。また、新規参入者の促進や企業、農地所有適格法人参入の推進も課題であり、本市が農業を守り、遊休農地を増やさないためにも、関係機関と協力して情報の把握や共有をしている。 有害鳥獣イノシシ市内駆除数は、平成30年度282頭から令和2年度472頭と増加傾向であり、主な駆除方法は箱わなや銃、網によるものである。宗像猟友会福津支部に駆除費用として補助金を交付し、ハンターの保険代や狩猟登録などにも活用している。また、宗像農協と連携し、農業者等に電柵購入費用のおよそ半額を補助している。平成30年度18件、57万4,277円、令和元年度29件、93万855円、令和2年度41件、169万6,771円となっている。 広域鳥獣害対策として、本市、宗像市、岡垣町で連携して鳥獣被害防止対策広域連絡協議会を設置し、国の補助金で協議会がイノシシ侵入防止柵ワイヤーメッシュを一括購入し、農事区に貸与している。設置対象地は農地に限り、個人ではなく農家3戸以上での申請が条件となっている。また、協議会で購入した箱わなも貸与している。捕獲した有害鳥獣の処分は、本市、宗像市、宮若市、岡垣町で共同の鳥獣加工処理施設が宗像市にあり、広域で有害鳥獣駆除を行っている人が利用でき、駆除者の処分費用負担を軽減している。また、猟友会会員の高齢化で、有害鳥獣の駆除者の後継者問題も発生している。近年、有害鳥獣の頭数が増加傾向で、猟友会の負担も増えてきていることから、農作物被害が多い農家に鳥獣駆除免許の習得を推進し、猟友会の会員を増やすことにより、鳥獣害被害を防止することが重要である。 新規就農者数は、平成30年度8名、令和元年度9名、令和2年度4名である。廃棄された農家のハウスを借り受け、イチゴやトマトの栽培が多い。独立自営就農する認定新規就農者に対しては、農業次世代人材投資資金、経営開始型を交付している。また、地域実態に即した農業の担い手を育成・確保するための支援体制と事業推進を図るため、本市、宗像市、宗像農協、北筑前普及指導センターむなかた地域農業活性化機構で構成するむなかた地域農業支援会議を設置している。 (2)産業廃棄物処理等関連施設の現状について。 ヤード施設(目隠しをして外から見えない施設)が市内各所に見受けられ、県道上西郷薦野線に多数の事業所があり、国道3号線沿い、奴山、勝浦にも事業所が点在している。施設は大きく2種類に分類され、廃棄物を取り扱う廃棄物処理施設と有価物を取り扱う古物営業施設である。廃棄物は、さらに一般廃棄物産業廃棄物使用済自動車などの再生利用を推進するものに分類される。産業廃棄物については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律で規制され、福岡県が処理基準に係る指導や許可を行っている。 使用済自動車については、自動車リサイクル法で規制され、福岡県が登録や許可を行っている。有価物については、古物営業法で規制され、福岡県の公安委員会が許可を行っている。廃棄物の処理及び清掃に関する法律や自動車リサイクル法については、許可の期限が原則5年間であるのに対して、古物営業法では期限がなく、廃業するまでの許可となっている。福岡県では、通常業務として保健所が許可した事業所に対して定期的に現地確認し、巡回指導を行っている。 平成30年度からは、福津市独自の4者(本市、福岡県、福岡県警、宗像地区消防本部)によるパトロールも行っている。目的は、上西郷ババノタニ周辺で火災が多発したことをきっかけに、許可を受けている廃棄物処理業の事業所や古物商の事業所を対象に火災予防の啓発を行うものである。併せて、事業所に対して事業内容の聞き取り調査を行い、各関係機関からの専門的な意見を伝えることで、法令に基づき事業を行う啓発活動にもつながっている。 事業所のパトロール実績は、平成30年度20カ所、平成31年度7カ所、令和2年度2カ所、3年間で合計29カ所である。このパトロールには地域の自治会も参加したこともあり、自治会と事業所がつながるきっかけとなっている。地域によっては、自治会と事業所が定期的に情報提供と意見交換等を行っている。規制する条例の制定については、現段階では困難である。弁護士とも協議を行ったが、土地は個人の財産や権利の最たるものであるため、何人たりともその権利を侵すことはできないという見解に至っている。 しかし、何らかの改善策はないかと協議を行い、今年度、福津市開発事業指導要綱の一部が改正された。同要綱第2条定義において、類似行為について「建築物の建築または特定工作物の建設を目的としない土地区画形質の変更」を追加することにより、資材置き場などを含めることとなり、また同要綱第3条の適用範囲において、開発区域面積1,000m2以上を500m2以上に狭くすることにより、500m2以上の資材置き場などを開発する場合を含め、より多くの案件について、自治会、近隣住民などの利害関係者に対し、事前に事業者から計画の説明を行わせることで、不安や心配は改善されたとしている。 5.委員会としての意見。 (1)農業政策の現状と今後の課題について。 社会の変化に伴い、農業は専業から兼業へと変化しつつあり、後継者不足も顕著である。所得が見込める品種(イチゴなど)に集中した支援で、後継者づくりを強化する必要がある。また、農業に取り組みやすい基盤整備や圃場の整備、市街化調整区域内の遊休地を活用した計画的な企業誘致など、農地管理や農業施設管理が必要である。新規就農者が他県から多数集まってきている地域もあるので、これらの情報を入手・分析し、新規就農につなげていただきたい。 鳥獣害対策では、農業従事者と市と関係団体が連携し、課題解決に向けてさらに協議をしていく必要がある。被害防止に特に有効とされるワイヤーメッシュは1枚が高額で、かなりの枚数が必要となるため、自費での設置は困難な状況である。補助金等の支援策を再検討し、福津市独自の補助制度等を考える時期に来ている。農業が果たす役割は、安全・安心な食料の供給のみならず多岐にわたるものである。農業従事者の負担を軽減し、基幹産業の農業を持続可能にするためにも、抜本的な政策が必要であると考える。 (2)産業廃棄物処理等関連施設の現状について。 産業廃棄物処理等関連施設の多くは農業地域や山間部にあり、施設から排出される水がため池等に流入して、農業に被害を及ぼしかねないこと、施設の溜まり水が地下に浸透し、飲料水が汚染されることなど、近隣住民の多くが水の問題を大変危惧している。市内の多くの事業所は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の適用外で、全国的にはリサイクル名目で、法が行き届かないいわゆるグレーゾーンで業を行っている事業所があり、社会問題になっているため、住民が不安を感じている。このようなヤード施設に対しては、市が許可や規制をする立場ではないだけに、国や県による規制の強化を訴えるとともに、他自治体の条例などを参考にして、少しでも有効な規制ができるよう研究が必要であると考える。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 所管事務調査でございますので、委員長に対する質疑は省略いたします。 横山良雄委員長、自席へお戻りください。 以上で、諸般の報告を終わります。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第4報告第5号継続費精算報告について ○議長(江上隆行) 日程第4、報告第5号継続費精算報告についてを議題とします。 市長に提案理由の説明を求めます。 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、報告第5号継続費精算報告についてでございます。地方自治法施行令第145条第2項の規定により、令和2年度に終了した平成31年度、令和元年度、そして令和2年度の2カ年で実施した小学校校舎施設整備事業にかかる継続事業につき、精算報告するものでございます。 詳細は、財政調整課長より行います。 ○議長(江上隆行) 吉﨑財政調整課長。 ◎財政調整課長(吉﨑和哉) 報告第5号継続費精算報告について、報告書の内容をご説明申し上げます。 お手元の議案書6ページになります。一般会計におきまして、福間小学校校舎施設整備事業費を、平成31年度、令和元年度から令和2年度の2カ年度にわたる継続費として予算計上しておりましたが、令和2年度をもちまして事業が完了いたしましたので、清算報告をさせていただきます。 表の構成は、全体計画、実績、比較の三つの欄で構成されております。そして、平成31年度の事業費につきましては、約9,000万円を翌年度に逓次繰り越ししております。平成31年度、令和元年度は事業費残額を翌年度へ繰り越したため、全体計画に対して実績の差額が比較の欄にありますように、支出済額が8,985万3,900円の減、財源につきましては、国県支出金も実績に対する補助率、地方債は実績に対する充当率を乗じて算出した額となり、その他特定財源、一般財源も減となっております。 令和2年度につきましては、平成31年、令和元年度からの繰越し分として、令和2年度事業費の合算により、全体計画に対しまして実績が多くなり、支出済額が2,251万1,400円の増。財源内訳につきましては、その他特定財源は減額となったものの、国県支出金及び地方債、一般財源は増額となっております。 計の欄が全体の清算結果となりますが、最終的には6,734万2,500円の執行残が生じております。 以上で説明を終わります。
    ○議長(江上隆行) 本案は報告事項ですので、質疑のみ受けます。質疑、ございませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ないようですので、質疑を終結し、報告を終わります。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第5報告第6号専決処分した事件の報告について ○議長(江上隆行) 日程第5、報告第6号専決処分した事件の報告について(福津市道上西郷97号線女子生徒転落事故に対する損害賠償の額)を議題といたします。市長に提案理由の説明を求めます。 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、報告第6号専決処分した事件の報告について(福津市道上西郷97号線女子生徒転落事故に対する損害賠償の額)についての提案理由をご説明申し上げます。 地方自治法第180条第1項の規定により、議会の議決により指定された市長の専決処分事項について、報告するものでございます。概要は、令和3年5月23日に、市道上西郷97号線におきまして、道路側溝上のグレーチングにできた破損部分に起因し、人身損傷を負わせたことに対する損害賠償の額の決定でございます。損害賠償及び示談の相手方は、福津市上西郷58―1に住所をおきます親権者である田中俊次氏で、損害賠償の内容は、損害賠償金として1万9,515円を支払うこと及び賠償金のほか、市との間には一切の債権債務関係がないことの確認でございます。なお、専決処分の日付は令和3年7月28日でございます。 都市整備部長より詳細説明いたします。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) それでは、報告第6号の専決処分について、ご説明させていただきます。 お手元の議案書の、8ページの項になっております。被害に遭われたのは、中学生の田中沙羽さん。事故の発生日時、こちらは令和3年5月23日日曜日、午後6時30分ごろ、天候は晴れでございます。事故発生の場所については、通り堂区のミノブチ池から南東約120mの市道の上西郷97号線上。事故及びけがの状況につきましては、自宅付近を保護者の方と散歩中に、この上西郷97号線を横断しております側溝のグレーチング、ここに一部破損箇所がございまして、そこに足を踏み入れたことによって、捻挫と半月板の一部を損傷というようなことになっております。 事故の翌日に保護者の方から連絡が入りまして、先方へおわびをするとともに、事故の状況、こちらのほうを確認させていただいております。その後、保護者のかたと市、それから市が加入している保険会社と協議を進めて、損害賠償金1万9,515円の金額を支払うことで示談が成立したものでございます。 なお、この破損箇所については是正工事、こちらは5月26日に行っておりまして、このような事故ができるだけないような形で職員の巡回、並びに市道パトロールについても、少し丁寧な形で進めていきたいというふうに考えているところでございます。 報告については、以上でございます。 ○議長(江上隆行) 本案は、報告事項ですので、質疑のみ受けます。質疑、ございませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ないようですので、質疑を終結し、報告を終わります。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第6同意第7号人権擁護委員候補者の推薦について ○議長(江上隆行) 日程第6、同意第7号人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。市長に提案理由の説明を求めます。 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、同意第7号人権擁護委員候補者の推薦についてでございます。現在、人権擁護委員であります花田正孝氏より、任期満了前に辞任の意向の申し出がありましたので、後任候補者として花田久美子氏を推薦したく、議会の意見を求めるものでございます。当該者は、福津市福間駅東1丁目1番1―611号に在住で、生年月日は、昭和30年2月26日生まれの満66歳であります。なお、正式な委嘱につきましては法務大臣が行うこととなっており、任期は令和4年1月1日から3年間となっております。 詳細につきましては、市民部長より説明いたします。 ○議長(江上隆行) 横山市民部長。 ◎市民部長(横山清香) 同意第7号、人権擁護委員候補者の推薦について、ご説明申し上げます。 まず、人権擁護委員についてでございますが、先ほど市長が申し上げましたように、市長が人権擁護委員としてふさわしい候補者を選び、議会の意見をお聞きした上、法務局に推薦することとなっております。さらに法務局では、弁護士会及び人権擁護委員連合会に意見を求めて検討した後、法務大臣より委嘱されることとなっております。委員の推薦は、任期の3カ月前をめどに行うこととされておりますことから、令和3年12月31日をもって辞任される花田正孝氏の後任委員として、花田久美子氏を推薦することとし、その同意について本議会に提出するものでございます。 10ページの参考資料をご覧ください。花田久美子氏は、昭和53年4月から平成23年3月まで、中学校の教職員として30年間にわたり活躍され、豊富な実績と経験を有していらっしゃいます。また、地域におきましても、平成23年4月から福津市内の小・中学校の児童・生徒に対し、補修や寺子屋教室での学習指導やボランティア活動を継続されており、その信望は厚く、前述のとおりその経歴からも人権擁護委員として適任者であり、活発な活動を期待できるものとして推薦するものです。任期につきましては、令和4年1月1日から令和6年12月31日まででございます。 ご審議の上、ご同意賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(江上隆行) お諮りします。 同意第7号、については、会議規則第37条第3項の規定に基づき、委員会への付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ご異議なしと認めます。 従いまして、同意第7号については、委員会への付託を省略することに決定いたしました。 本案に対する質疑を受けます。質疑ございませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ないようですので、質疑を終結します。 なお、本案は人事案件でございますので、討論は省略いたします。 これより採決を行います。 同意第7号に賛成の議員の起立を求めます。            〔起  立〕 ○議長(江上隆行) 全員賛成であります。 従いまして、日程第6、同意第7号人権擁護委員候補者の推薦については、同意することに決定いたしました。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第7議案第29号令和3年度福津市一般会計補正予算(第3号)について △日程第8議案第30号令和3年度福津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)              について △日程第9議案第31号令和3年度福津市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)              について △日程第10議案第32号令和3年度福津市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)につ              いて △日程第11議案第33号令和3年度福津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第              1号)について △日程第12議案第34号令和3年度福津市公共下水道事業会計補正予算(第1号)につい              て ○議長(江上隆行) お諮りします。 日程第7、議案第29号令和3年度福津市一般会計補正予算(第3号)についてから、日程第12、議案第34号令和3年度福津市公共下水道事業会計補正予算(第1号)についてまでの、以上6議案を一括上程したいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ご異議なしと認め、そのように決定いたしました。 一括上程した、以上6議案について、提案理由の説明を市長に求めます。 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、議案第29号令和3年度福津市一般会計補正予算(第3号)について、まず提案理由をご説明申し上げます。 今回の補正におきまして、宗像地区事務組合が令和2年度に発行した地方債の償還に係る経費が確定したこと、及び複合文化センター指定管理料について債務負担行為の補正を計上するとともに、臨時財政対策債に係る地方債の補正を計上しております。 歳入の主なものとしまして、決算額確定に伴う前年度繰越金4億7,554万6,000円を増額計上しております。また、交付額の決定により地方交付税のうち普通交付税を2億8,681万4,000円増額、地方特例交付金を686万5,000円減額、市債において臨時財政対策債を4億7,336万1,000円、こちらも減額計上しております。 国庫支出金におきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金3,802万1,000円を増額、諸収入においては令和2年7月の大雨により破損した、JR福間駅西郷口エスカレーターの修繕費に対する公有物件災害共済金1,208万2,000円を新規に、繰入金においては不足する財源の調整として、財政調整基金繰入金を1億3,900万円増額計上しております。 歳出の主なものとしまして、総務費においては市役所庁舎のデジタルトランスフォーメーション化を進めるために、インターネットWi―Fi整備の費用としてインターネット環境構築委託料1,474万4,000円、それから感染症対策として確定申告の事前予約受付を実施するための経費、コールセンター業務委託料等467万円を新たに計上しております。また民生費においては、夕陽館の海水井戸ポンプの更新を行うための経費として、設備工事費249万7,000円を新たに計上、前年度の低所得者保険料軽減負担金の清算に伴い、介護保険事業特別会計操出金396万円を増額しております。 衛生費におきましては、市の健康管理システムから国が提供するワクチン接種記録システム、VRSへのデータ引き渡しを可能にするための経費として、健康管理システム改修委託料196万9,000円を計上しております。農林水産業費においては、コロナ禍での農産物の生産性向上を図るための資材購入経費を補助する、園芸農業DX推進事業補助金251万1,000円を新たに計上しております。 商工費においては、新型コロナウイルス感染症の影響で津屋崎祇園山笠が来年度へ延期となったことにより、山笠振興費補助金を190万9,000円減額、それからビーチサッカー大会が中止になったことにより、実行委員会の補助金を90万円、こちらも減額しております。また、旧魚正の建物明渡し請求や建物明渡し強制執行申立てのための法律業務委託料233万5,000円を、新規に計上しております。 土木費におきましては、市道日蒔野123号線における鞍手踏切の改良事業について、着手前の関係機関との事前協議等の結果、工事量が増加するため、踏切改良事業負担金1,890万2,000円を増額計上しております。消防費におきましては、市消防操法大会を中止したことに伴い、消防団活動事業費を543万9,000円減額しております。 教育費におきましては、前年度繰越金の2分の1を基金に積み立てるため、教育施設建設準備基金積立金を3億3,800万円、小・中学校のインターネット回線接続環境を改善するための経費として、通信ネットワーク整備業務委託料などを586万1,000円増額計上しております。また、津屋崎中学校の特別支援教室の不足に対応するための経費として、改修工事費等を3,171万9,000円、また福間中学校体育館のトイレ洋式化のための経費として、改修工事等1,258万5,000円、それから津屋崎公民館の解体を行うための設計委託料を511万5,000円、新たに計上しております。 続きまして、議案第30号です。議案第30号令和3年度福津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について、提案理由をご説明いたします。 歳入としましては、決算額確定による前年度繰越金を7,559万1,000円、それから前年度交付された保険給付費交付金の精算に伴う追加交付分として、228万5,000円を増額計上しております。歳出としましては、前年度交付された保険給付費交付金の精算に伴う償還金として、保険給付費等交付金償還金を379万7,000円、前年度繰越金等から保険給付費等交付金償還金を差し引いた分の残額を積み立てるため、国保特別準備基金積立金を7,407万9,000円、こちら増額計上しております。 続きまして、議案第31号の令和3年度福津市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について、提案理由をご説明いたします。 歳入としまして、決算額確定による前年度繰越金を893万3,000円増額計上しております。歳出としましては、前年度、出納整理期間中の保険料収納分として、後期高齢者医療広域連合事務費負担金を862万8,000円、それから保険料の過年度還付が当初の見込みよりも増加しているため、後期高齢者医療保険料還付金を25万7,000円増額計上し、前年度繰越金との差額を予備費で調整しております。 続きまして、議案第32号の令和3年度福津市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について、提案理由をご説明いたします。 歳入の主なものとしましては、決算額確定による前年度繰越金8,119万4,000円を増額計上しております。歳出としましては、介護給付及び地域支援事業に係る前年度国県等負担金清算還付金等、こちらを4,999万2,000円新たに計上し、前年度繰越金等が前年度国県等負担金清算還付金等を上回った額を積み立てるために、介護給付費準備基金積立金5,200万4,000円を増額計上しております。 次に、議案第33号令和3年度福津市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)について、提案理由をご説明いたします。 こちらは歳入としましては、前年度繰越金729万1,000円を増額計上し、歳出としましては、歳入に合わせて予備費を調整しております。 次に、議案第34号です。令和3年度福津市公共下水道事業会計補正予算(第1号)について、提案理由をご説明いたします。 まず、水道管新設工事に伴う補正でございます。汚水管渠工事に伴う水道管新設工事を宗像地区事務組合から受託しておりますけども、県道飯塚福間線の本木公民館付近の区間におきまして、急遽、県が道路改良工事を実施することとなり、当初予算時には予定していなかった区間の水道工事を、県の工事に先行して行う必要が生じました。また、材料費高騰等に伴う工事費が増額となり、収益的収入では受託事業収益を2,764万3,000円、また収益的支出では、受託事業費を2,688万2,000円増額計上しております。また、資本的収入では、水道管移設工事に係る工事負担金357万4,000円、資本的支出では、水道管移設補償工事に係る管渠整備費1,191万6,000円を増額計上しております。 次に、下水道施設耐水化計画策定に伴う補正についてでございます。近年の気候変動の影響と考えられる豪雨災害が頻発し、下水道施設が水没することにより機能停止に陥るなど、浸水被害に対する課題が浮き彫りになってきております。また、国の方針として、各自治体で浸水対策を早急に講じるよう通知があったことから、次年度からの5年間の予定で下水道施設の最低限度の機能確保ができるよう、対策を行う予定でございます。 その前段階として、今年度中に現状の問題点を明確にし、今後の対応策を立てるための耐水化計画を策定する必要がございます。これにより、収益的収入では耐水化計画策定に係る国庫補助金437万2,000円、収益的支出では耐水化計画策定に係る処理場費を874万5,000円増額計上しております。また、資本的収入では、耐水化計画策定業務委託料の補正計上に伴う国庫補助金の一部振替を行うため、国庫補助金437万2,000円を減額計上しております。 以上、ご説明いたしました補正予算につきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(江上隆行) お諮りします。 議案第29号から議案第34号までの以上6議案については、全議員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、詳細に審査したいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」の声あり〕) ○議長(江上隆行) ご異議なしと認めます。 従いまして、以上6議案は、全議員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。 お諮りします。 ここで、予算審査特別委員会の委員長及び副委員長の選任を、議長にご一任いただきたいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ご異議なしと認め、委員長には、17番、米山信副議長、副委員長には、12番、蒲生守総務文教委員長を指名いたします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第13認定第1号令和2年度福津市一般会計決算の認定について △日程第14認定第2号令和2年度福津市国民健康保険事業特別会計決算の認定について △日程第15認定第3号令和2年度福津市後期高齢者医療事業特別会計決算の認定について △日程第16認定第4号令和2年度福津市介護保険事業特別会計決算の認定について △日程第17認定第5号令和2年度福津市住宅新築資金等貸付事業特別会計決算の認定につ             いて △日程第18認定第6号令和2年度福津市公共下水道事業会計決算の認定について ○議長(江上隆行) お諮りします。 日程第13、認定第1号令和2年度福津市一般会計決算の認定についてから、日程第18、認定第6号令和2年度福津市公共下水道事業会計決算の認定についてまでの、以上6議案を一括上程したいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」の声あり〕) ○議長(江上隆行) ご異議なしと認め、そのように決定いたしました。 一括上程した以上6議案について、提案理由の説明を市長に求めます。 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、認定第1号から認定第6号でございます。こちらの議案につきまして、決算でございますが、決算認定の提案理由につきまして、一括にてご説明申し上げます。 この認定第1号から認定第5号までの一般会計及び四つの特別会計につきましては、地方自治法第233条第1項の規定により、会計管理者から令和2年度の、それぞれの会計の決算の提出を受けましたので、同条第3項の規定により、監査委員の意見を付し、議会の認定を求めるものでございます。 次に、この認定第6号の公共下水道事業会計につきましては、地方公営企業法第30条第1項の規定により令和2年度の決算の提出を受けましたので、同条第4項の規定により、監査委員の意見を付し、議会の認定を求めるものでございます。 ○議長(江上隆行) ここで、議場の換気を行うため、休憩としたいと思います。 再開は午前10時45分といたします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午前10時23分            再開 午前10時45分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(江上隆行) 議会を再開し、休憩前に引き続き、会議を行います。 ここで、灘谷代表監査委員に、令和2年度福津市一般会計・特別会計歳入歳出決算、基金運用状況、財政健全化及び経営健全化審査意見書及び令和2年度福津市公共下水道事業会計決算審査意見書の説明を求めます。 灘谷代表監査委員、お願いいたします。 ◎代表監査委員(灘谷和德) 皆様、おはようございます。監査委員の灘谷でございます。 それでは、令和2年度の福津市一般会計及び特別会計、並びに公共下水道事業会計の決算認定議案における審査意見を述べさせていただきます。なお、本日は福岡県において新型コロナウイルス感染拡大に伴い、緊急事態宣言が発出されていることに鑑み、議会事務局から時間短縮への協力のご相談がございましたので、できるだけ可能な限りご協力をさせていただき、例年よりは少し簡略化してご報告させていただきたいと思っております。 まず、一般会計及び特別会計分の意見書からご報告させていただきます。本編のほうをお開きいただきたいと思いますが、1ページに記載しております審査の対象等につきましては、記載内容をご確認いただければと思います。審査結果としましては、審査に付された決算書、財務諸表は関係法令に準じて作成されており、令和2年度の経営成績及び当年度末現在の決算状況を適正に表示しているものと認められましたことを、まずご報告させていただきます。また、併せて財政健全化判断比率及び資金不足比率、並びにその基礎となる事項を記載した書類も、適正に作成されているものと認められました。 それでは、これより決算の概略を申し上げます。なお、今から申し上げます金額等の数値につきましては、例年同様の単位で進めさせていただきますので、あらかじめご了解いただきたいと存じます。 まず、2ページから5ページの決算収支でございます。2ページの収支の状況についてですが、一般会計におきましては、歳入が322億5,000万円、歳出が315億2,000万円で、歳入歳出を差し引いた形式収支につきましては7億3,000万円の黒字となっております。 3ページをご覧ください。先ほどの形式収支から、翌年度へ繰り越した一般財源を差し引いた実質収支は6億8,000万円の黒字となっており、さらに、前年度の実質収支を差し引いた単年度収支は1億8,000万円の黒字となっております。特別会計におきましては、形式収支、実質収支は全ての会計で黒字となっておりました。単年度収支は介護保険事業会計を除いて黒字、特別会計全体でも黒字となっております。一般会計と特別会計の合計の形式収支は9億円、実質収支は8億5,000万円の黒字となり、単年度収支は1億9,000万円の黒字でございます。 続きまして、6ページをお開きください。基金の状況でございます。令和2年度末の現在高は総額で106億8,000万円であり、今年度は対前年度比で1億2,000万円の増加となりました。これは、一般会計では教育施設建設準備基金、まちづくり基金の2基金において、総額2億5,000万円の取り崩しが行われた半面、文化振興基金を除くその他の5基金においては、総額2億9,000万円の積立てが行われ、特別会計では、介護保険給付費準備基金に7,000万円の積立てが行なわれたことなどが主な要因となっております。基金については今後も減少していくことが見込まれますが、この減少幅をいかに小さくできるかが重要になってくると思われます。 飛びまして、11ページをご覧ください。市債の残高についてでございます。令和2年度末の残高は、一般会計が189億1,000万円、特別会計が100万円となっております。このところ減少傾向が続いておりますが、市債の発行にあたっては将来の負担が過大なものになることがないよう、慎重を期していただきたいと思っております。 一般会計の歳入に移らせていただきます。 14ページをご覧ください。収入済額ですが、対前年度比で、市税が1億3,000万円、地方消費税交付金が2億3,000万円、国庫支出金が87億8,000万円、県支出金が2億6,000万円、寄附金が2億1,000万円、繰入金が1億7,000万円、それぞれ増加しております。また、令和2年度は新たな収入項目として、法人事業税交付金が2,000万円収入されております。 一方で、減少した項目を見てみますと、地方特例交付金が1億円、地方交付税が5,000万円、分担金及び負担金が1億1,000万円、財産収入が2億2,000万円、諸収入が1億4,000万円、市債が2億1,000万円、それぞれ減少しております。その結果、合計では、前年度から90億2,000万円の大幅な増加となっております。これは、令和2年度に新型コロナウイルス感染症対策事業に対する国庫支出金78億9,000万円が含まれておりますので、それが大きな要因となっております。 次の15、16ページのご説明をさせていただきます。自主財源についてですが、前年度に比べると9,000万円の増加となっていますが、自主財源比率は40.9%から29.7%に大きく下がっております。これは、今申し上げました令和2年度に実施された、新型コロナウイルス感染症対策関連事業の費用80億1,000万円のうち、79億4,000万円、比率にして99.2%を依存財源、国及び県からの支出金ですが、これが占めておりまして、その影響を受けて相対的に自主財源比率が前年度に比べて低下するという結果になっております。仮に、新型コロナウイルス感染症対策の関連事業を除いた場合、前年度並みの自主財源比率は確保できたものと判断しております。 なお、17ページには、令和2年度新型コロナウイルス感染症対策関連事業の概要をまとめておりますので、ご覧いただければと思います。この中で特徴的なのは、事業費総額80億円に対して、右端の一般財源が812万9,000円、率にして0.10%、起債が5,390万円で0.67%という、わずかな比率にとどまっているというところが福津市の特徴的な状況だというふうに考えております。 19ページをご覧ください。こちらには、収入未済額の推移を記載しております。収入未済額については、使用料及び手数料を除き減少しております。市税では滞納繰越分の徴収率が向上し、収入未済額の減少につながったことは評価すべきものと考えておりますが、一方で、市営住宅使用料、水産使用料などの使用料及び手数料収入においては、長期化、高額化した案件への対応が進んでおらず、収入未済額の増加につながっているようでございます。住民負担の公平という観点から考えましても、対処が必要であろうかと考えおります。 20ページをご覧ください。20ページから43ページにかけては。款別歳入状況を記載しております。主なものについて、意見を述べさせていただきます。1款市税については、調定額の総額は70億6,000万円で、前年度と比較すると1億3,000万円の増加となっております。また、収入済額は68億5,000万円で、対前年度比で1億3,000万円の増加となっています。 21ページをご覧ください。21ページ以降には、税目ごとの収入済額の推移を記載しております。こちらを見ますと、人口の増加に伴って、個人市民税、固定資産税、軽自動車税については増加傾向が続いております。一方、22ページの法人市民税については、前年度に比べ7,000万円、率にして21%の大幅減となりました。これは、全国的な新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、事業所活動が縮小・制約されたことが主な要因であると考えられます。 続きまして、26ページをご覧ください。26ページ下段に市税全体の徴収率の推移を、また27ページ上段には税目別の徴収率を掲載しております。令和2年度においては滞納繰越分の徴収率の向上が顕著であり、全体として徴収率が向上しております。今後とも高い徴収率を維持できるように、お願いいたします。 28ページをご覧ください。6款の法人事業税交付金でございます。これは令和2年度に新たに創設された科目でございまして、地方法人特別税・譲与税制度の廃止に伴う市町村分の、法人住民税の法人割額の減収分を補填する措置として、法人事業税の一部を都道府県から市町村に交付する制度でございます。初年度にあたる令和2年度は、2,000万円の収入を得ております。 29ページをご覧ください。7款地方消費税交付金でございます。前年度より2億3,000万円増の11億5,000万円となりました。これは、消費税等率が8%から10%に引き上げられたことに伴い、そのうちの地方消費税が1.7%から2.2%に引き上げられたことによります。ご存じのとおり、地方消費税は県と市町村で折半しますので、今の率の半分が実質的な収入の割合になるということになります。前年度は令和元年10月改正から6カ月間、令和2年度は1年間を対象に、新しい税率で交付金が算定されたため、増加したものでございます。 31ページをご覧ください。11款地方交付税の収入済額は48億5,000万円となりました。地方交付税についてはこの5年間、減少の一途をたどってきましたが、令和3年度以降については、その算定の基礎となる国勢調査の人口が令和2年10月実施のデータを基に算定されておるため、大幅な交付税の増額が見込まれております。 少し飛びまして、38ページをご覧ください。15款国庫支出金です。前年度に比べ87億8,000万円、率にして215.7%増となっています。令和2年度は、繰り返しで恐縮でございますが、新型コロナウイルス感染症対策事業に関する国庫補助金78億9,000万円が含まれるため、大幅な増額となっております。 39ページ、17款財産収入でございます。基金運用利子の減少により、前年度に比べ2億2,000万円の減額となっております。これは、コロナ禍における国内外の特異な金融市場の動向により、昨年度のような活発な基金運用ができなかったためでございます。 40ページをご覧ください。18款寄附金、ふるさとづくり寄附金の収入済額について推移を載せております。ふるさとづくり寄附金収入済額は、返礼品の拡充などの積極的な取り組みの結果、前年度に比べ2億1,000万円増の4億4,000万円となりました。今後もさらなる受入額増加のための処置で、頑張っていただきたいというふうに考えております。 続きまして、一般会計の歳出状況について、ご説明させていただきます。44ページをご覧ください。歳出総額は、対前年度比88億7,000万円増の、315億2,000万円でした。44ページ後段から49ページには、款別の歳出状況を掲載しております。主なものの支出済額について、意見を述べさせていただきます。 45ページ、2款総務費につきましては、対前年度比で66億7,000万円の大幅増となっております。これは、新型コロナウイルス感染症対策として、市民一人あたり10万円を給付する特別定額給付金事業66億8,000万円が含まれているためでございます。 次の3款民生費については、新型コロナウイルス感染症対策事業として総額3億6,000万円の事業が実施されたこと、障がい者自立支援給付費の増加や私立保育所運営委託料の増加などにより、対前年度比で8億5,000万円の増加となっております。詳細な内訳も記載させていただきましたので、そちらもご覧いただければと存じます。 その下の4款衛生費ですが、前年度に比べ2億1,000万円の増加となっております。その主な要因は、市内事業所、飲食店等が実施する新型コロナウイルス予防対策への給付金をはじめ、コロナ禍により診療収入が減少した宗像地区急患センターへの経常費負担金の増加、ロタウイルスを含む予防接種事業費の増などでございます。 46ページをご覧ください。6款農林水産事業費です。前年度に比べ1億6,000万円増加しております。主な要因は、農業用ため池ハザードマップ作成事業費、福間漁港しゅんせつ事業費、新型コロナウイルス感染症対策としての国産畜産物供給力強靭化対策事業費などの増加によるものでございます。次の7款商工費ですが、新型コロナウイルス感染症対策としての小規模事業者に対する給付金支給事業費や、福津エール飯応援事業費、津屋崎地区観光施設整備事業費などの増加により、1億4,000万円の増加となっております。 48ページをご覧ください。10款教育費につきましては、前年度に比べ6億4,000万円増となっております。その主な要因は、市内小・中学校の普通教室等の空調設備工事が、前年度までに完了したことによる事業費の減少があったものの、福間小学校の校舎整備、市内小・中学校のICT環境整備、福間中学校校舎整備などの事業費の増加があったことによります。 50ページをご覧ください。こちらは性質別歳出内訳を載せております。義務的経費は、対前年度比で7億9,000万円増の121億2,000万円、消費的経費は、対前年度比84億9,000万円増の238億5,000万円、投資的経費は、対前年度比3億6,000万円増の25億6,000万円ということになっております。年少人口の増加や高齢化の進行により、税収の増加を上回るペースで扶助費の増加が続いております。健全な財政運営のため、各種経費の節減と収入、財源確保は急務であると言えます。早急な対応をお願い申し上げます。 続きまして、52ページをご覧ください。ここからは特別会計に移りますが、52ページは国民健康保険事業特別会計でございます。 次のページをご覧ください。収入済額、前年度比1,000万円減の66億6,000万円となっております。 57ページをご覧ください。給付状況ですが、被保険者数は昨年度と同様に減少しており、保険給付費は3年ぶりに減少となりました。また、被保険者一人あたりの保険給付費も、例年になく前年度を下回っています。これは、コロナ禍による受診控えが影響しているのではないかと思われ、一時的な傾向と判断するのがいいのではないかと考えております。医療費抑制にあたっては、今まで以上に実態の検証と対策を講じられますようお願いいたします。 続きまして、58ページをご覧ください。後期高齢者医療事業特別会計でございます。保険料の調定額は8億6,000万円で、対前年度比で3,000万円の増加となっております。 少し飛びますが、62ページをお開きください。介護保険事業特別会計でございます。保険料の調定額は11億3,000万円、前年度に比べ1,000万円の減少となっております。 68ページをお開きください。住宅新築資金等貸付事業特別会計でございます。現在は貸付金の回収業務だけであり、回収金の収入未済額は年々減少しております。今後も債権の回収にあたっては、引き続き公平・公正の視点を失わずに進めていただきたいと思います。 70ページをご覧ください。財政健全化判断比率及び資金不足比率についてでございます。財政健全化判断比率及び資金不足比率につきましては。いずれも基準内に収まっており、本市の財政は現時点では健全に運営されていると判断したことを申し上げます。なお、財政健全化判断比率のうち将来負担比率についてでございますが、令和2年は前年度の0.2%から0.2ポイント改善し、数値なしとなっています。これは、昨年度と同様、公共下水道事業会計において、下水道使用料の改定などの影響により収入が増加したため、基準内の繰入金が減少しており、このことが将来負担額の減少へとつながったと判断しております。 最後に、72ページの総括を、要約してご報告させていただきます。令和2年度一般会計の歳入歳出決算額は、前年度と比較すると歳入で90億円、歳出で88億円と大幅な増加となりました。これは、令和2年度実施の、新型コロナウイルス感染症対策の関連事業の影響を大きく受けたもので、福津市が誕生して以来、歳入歳出とも初の300億円を超える一般会計の決算規模となっております。 歳入では、自主財源比率が前年度に比べて大きく減少しておりますが、これは、先ほど申しましたように、80億円を超える新型コロナウイルス感染症対策の関連事業費の約99.2%を、国県の支出金で賄うことができたことの影響が大きく、それを除きますと、自主財源比率は前年度とほぼ同様の水準を保っていると推測されます。自主財源の多くを占める税収についても、人口の増加に伴って個人市民税、固定資産税を中心に増加し続けております。 一方で、地方交付税につきましては、令和2年度も前年度の収入を下回りました。普通地方交付税につきましては、現在の算定の基礎となる人口は平成27年度の国勢調査によるものとなっており、このため、近年の急速な人口増加によって現在の人口と大きな乖離が生じております。普通地方交付税の収入額は、本来の福津市の財政需要に対して不足したものとなっておりますが、この状況は令和2年10月実施の国勢調査を受けて、令和3年度より解消されるものと考えられております。 また、市税等の徴収について見ますと、市税では滞納繰越分の徴収率が向上しており、評価すべきものと考えます。しかしながら、使用料など他の収入に目を向けますと、長期化、高額化した滞納案件への対応が進んでいない現状が見られます。ぜひとも全庁的な対応を含め、対策を検討いただきたいと思います。 また、歳出関係につきましては、ここ数年増加の一途をたどっている扶助費が、今年度も5億5,000万円増加し、総額71億3,000万円となりました。歳出総額に占める割合は、令和2年度は新型コロナウイルス感染症対策の影響を受け、6.4ポイント減の22.4%となっておりますが、仮に感染症対策の費用を除きますと、単純計算では30.0%を超えると推測されます。今後も続くであろう年少人口の増加と高齢化により、扶助費のさらなる増加は避けられないものだと思いますので、健全な財政運営のため、財源の確保と歳出の抑制は急務であると言えます。早急な対応をお願いいたします。 以上が一般会計のご報告でございますが、続きまして、公共下水道事業会計の決算に移ります。別冊のほうをご覧ください。公共下水道事業会計の決算審査意見書におきましても、金額等の数値のご説明は例年どおりとさせていただきます。 まず2ページをご覧ください。福津市の公共下水道事業の概況でございます。下水道普及率は、令和2年度末で99.2%となりました。水洗化率は91.0%となり、下水道の普及は確実に進んでいるところでございます。 続きまして、3ページをご覧ください。3ページからは、予算決算の概況になります。営業の状況を示す収益的収支につきましては、消費税込みの収入額が20億9,642万円、同じく消費税込の支出額が18億7,862万円で、差引き2億1,784万円の黒字となりました。 4ページをご覧ください。資産の増減を示す資本的収支につきましては、消費税込みの収入額7億2,421万円に対して、同じく消費税込みの支出額は13億3,916万円となり、6億1,495万円の収入不足が生じております。この収入不足の補填については、(2)のところに記載させていただいておりますので、そちらをご覧ください。4ページでございます。 続きまして、5ページをご覧ください。企業債の未償還残高についてでございますが、前年度末より3億147万円減少した結果、152億8,873万円となっております。一般会計からの繰入金については、繰入基準内の負担金として2億9,867万円を繰り入れているほか、基準外の補助金として2億3,889万円を繰り入れられております。 次の6ページをご覧ください。公共下水道事業の経営状況についてでございます。令和2年度の経営成績は、消費税抜きの総収益20億652万円に対し、消費税抜きの総費用18億1,922万円で、前年度に比べ412万円少ない1億8,731万円の純利益を計上しております。下の表に記載した下水道使用料につきましては、前年度より4,609万円多い8億2,148万円を収入し、収入率は88.4%でありました。過年度分につきましても、参考値として記載させていただいております。収益費用の前年度比較につきまして、詳細は次の7ページに記載しておりますので、そちらをご覧いただきたいと思います。 続きまして、8ページをご覧ください。8ページは財政状態、即ち、資産・負債・資本の状況でございます。こちらについても、9ページに前年度比較の表を載せております。 次のページをご覧ください。10ページは、資金の収支状況でございます。令和2年度は、固定資産の取得に係る支出が増加した半面、未払金の増加や企業債の償還による支出が減少したことになどより、期首に比べ1億188万円資金が増加し、その結果、資金期末残高は5億4,485万円となりました。詳細は11ページに、キャッシュ・フローの状況を掲載しております。資金の期末残高は、この表の一番下段の、真ん中のところに記載させていただいております。 12ページをご覧ください。12ページは、公共下水道事業の経営状況を、指標に当てはめて分析したものでございます。経営の安定性を示した経常収支比率については、前年度より0.6%低下し、110.3%となりました。これは、営業費用におきまして、管渠費、処理場費などが増加していることが要因と考えられます。また、流動比率は、流動資産であります現金預金が増加したことにより、前年度から5.1%改善の73.5%となりました。年々改善しているところではありますが、まだ十分な数値とは言えないかと思います。今後も、経営安定化のための努力を続けていただきたいと思っております。 13ページをご覧ください。総括についてでございますが、要約してご報告いたします。令和2年度は、前年度を412万円下回る、約1億8,900万円の純利益が計上されております。その主な要因は、施設・設備の除去に伴う減耗品や修繕費の増加、企業債償還金の増加などが上げられます。今後も、施設・設備の老朽化が進むため、この傾向はこれからも継続することが見込まれ、施設・設備の修繕、改良、更新などを実施するにあたっては、国庫補助金制度や企業債の借り入れを積極的に活用し、年度間費用の軽減・平準化を図りながら、安定的で継続的な公営企業の実現に向けて、ご尽力いただきたいと思っております。 最後に、今回の決算を振り返りまして、一言申し上げたいと存じます。令和2年度は、世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るい、経済活動はもちろん、市民の日常生活にまで大打撃を与えております。一時は、ワクチン接種率の向上により、社会活動が平常を取り戻すのではないかとの期待を抱いたものの、新型変異株デルタ株をはじめとする変異株の出現により、さらなる窮地へと追い込まれる状況が、現在も続いておるところでございます。 令和2年度の福津市決算においても、80億円を超える新型コロナ感染対策の事業が実施されました。このことで、財政調整基金を取り崩すなどの、他の市町村で起きているような財政状況の悪化が懸念されましたが、福津市では国庫補助金制度を有効に活用するなどにより、そこまで心配されるような財政への影響は見受けられませんでした。しかしながら、この新型コロナウイルスの問題を除きますと、人口の増加による税収の増加や、ふるさと納税収入額の増加など、自主財源は増加しつつあるものの、それを上回る扶助費の増大に拍車がかかっており、決して楽観できる状況ではございません。 加えて、児童数の増加による学校建設や、公共施設の老朽化による更新コストの増大、アフターコロナへの対応・対策など、今回の決算では表面化していない、将来に向けて潜在する負担増は非常に大きいものがあろうかと思われます。先行きを予測しづらい、難しい状況ではありますけれども、福津市は不断の努力と知恵を結集しながら、この難局を乗り越えることができるものと期待しております。 以上、今後の希望をお伝えしまして、今回の決算審査のまとめとさせていただきます。以上でございます。 ○議長(江上隆行) 灘谷代表監査委員、お疲れさまでございました。 監査委員の説明が終わりましたので、ここで監査委員に対する質疑を許します。質疑ございませんか。 横山議員。 ◆13番(横山良雄) 玄風会の横山でございますが、代表監査におかれまして、例月監査並びに定期監査など、本市へのご指導、ご意見……。     (灘谷代表監査委員から「聞こえにくいので補聴器をします」の発言あり) どうぞ。よろしいですか。 ○議長(江上隆行) どうぞお願いします。 ◆13番(横山良雄) 初めからいきます。代表監査におかれましては、例月監査並びに定期監査など、本市へのご指導、ご意見、またご提言、この場をお借りしまして、感謝を申し上げるところでございます。本日は、ご質問というのは、この審査意見書の中には含まれてはおりませんが、この令和2年度において行政監査について少しお伺いしたいと思います。それは、総合教育会議学識経験者等意見聴取業務委託ですね。いわゆる市長決裁の問題において調査特別委員会が設置され、賛成多数で可決されました。 ○議長(江上隆行) 横山議員、ちょっと発言を止めてください。ただいまの監査委員の、意見書の説明に関することではございませんので、この発言は慎んでいただきたいと思います。            (発言の声あり) いや、慎んでいただきたいと思います、そのことについては。 ◆13番(横山良雄) 令和2年度の業務が発生しておりますよね、この業務監査委託は。この件について、監査委員のご意見が議会の決裁、いわゆる議決ですね、このことと大幅に食い違っておりますので、その代表監査におかれまして、どのような審査手順、審査方法、それからまたどのようなご見識にあたって監査報告されたのか、この報告書の中身は議会の議決と大幅に食い違っておりましたので、業務監査について……。 ○議長(江上隆行) ちょっと横山議員、発言を止めてください。本件は決算監査でございますので、もうこの範囲の中からちょっと逸脱していると思いますので、その発言は、私はもう許可できないと思います。 ◆13番(横山良雄) 議長が、この点についてはコメントができないと、議会の議決だからコメントできないと、そういうお立場は私は重々認識しておりますけど、この場じゃないと……。 ○議長(江上隆行) 発言を止めてください。止めてください。 他にございませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ないようですので、質疑を終結します。 灘谷代表監査委員、自席へお戻りください。ありがとうございました。 ◎13番(横山良雄) 議長、発言いいですか。 ○議長(江上隆行) 議事進行上の発言ですか。 ◎13番(横山良雄) 議事進行に関わることと思いますけど。 ○議長(江上隆行) はい。 ◎13番(横山良雄) 議長が発言をやめろということでございますけど、私は、これは令和2年度に起こった市長の案件であって、本市の市長、トップクラスが決めた決裁のことでございます。重要な案件でありながら、監査委員の意見が聞かれない。このことに私は議事進行がどうなっているのかなというふうな疑念を思います。ややもすれば、これは市長の、例えば問責並びに不信任にも発展しかねない、そのような案件であったわけです。 そこを議会は、いいですか、要するに採決取って、その内容と監査委員から得た報告書の内容が違うということ、このことについて監査委員は今日じゃないと意見を述べるところがないんです、議会に。ですから、議事進行上、どうしてもこのことは議会の中立性、そして真実を追求する上に置いて、私は一議員として、議会としてはそれ以上のことは言えなくても、一議員として市民にご説明せないけない。そのことについて、代表監査委員にどうなったのかということをお聞きしたわけでございますので、議長、そこんところはご理解していただきたいと思っております。 ○議長(江上隆行) 今、福津市議会会議規則の第58条、議事進行に関する発言というふうに捉えたわけでございますが、議事進行に関する発言は議題に直接関係のあるもの、または直ちに処理する必要があるものでなければならないと、こう1項目めに記載されております。そこで、私の認識は、この今説明いただいたことは、この議案は決算認定の議案でございます。決算認定の議案でございますので、今横山議員が述べられた監査意見とか、それはちょっとこの範疇には、私は入っていないと思うので、発言を慎んでいただきたいと申し上げた次第でございます。 以上でございます。            (「いいですか」の声あり) いや、もうだめです。発言は1回しかできません、議事進行上の発言は。それはもうお許しください。 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 関連して質問させていただきます。今、横山議員からの件に関して、今回の監査委員からの報告は決算に関わるものであって、その監査委員として、トータルとして行った事業は除かれるという理解でしょうか。だから、トータル的に言えば、様々な独立機関として、市の様々な行政について監査をするわけですから、当然今、令和2年度に行われたことについてやり取りをしているわけですから、その中に当然包含されるべき内容だと私は思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(江上隆行) ちょっと暫時休憩させてください。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午前11時31分            再開 午前11時31分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(江上隆行) 再開します。私が今申し上げているのは、もちろん今お二人がおっしゃったことは監査委員さんが関わっていることではございますが、先ほど申し上げましたように、これは決算認定の議案であって、今お二人が申されたことがこの意見書の中に記述があれば質疑として受けたいと思いますが、その記述も認められないようでございますので、あくまでこれは決算認定の議案という捉え方をしていただいて、その発言をお慎みいただきたいと、そのように申し上げた次第でございます。ご理解いただきたいと思います。            (発言の声あり) いや、議事進行の発言はもう1回しかできませんので、それでお許しください。 他にございませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ないようですので、質疑を終結します。 お諮りします。 認定第1号から認定第6号までの以上6議案については、全議員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、詳細に審査したいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ご異議なしと認めます。 従いまして、認定第1号から認定第6号までの以上6議案は、全議員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定をいたしました。 お諮りします。 ここで、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長の選任を、議長にご一任いただきたいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ご異議なしと認め、委員長には、17番、米山信副議長、副委員長には、12番、蒲生守総務文教委員長を指名いたします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第19議案第35号福津市部設置条例を改正することについて △日程第20議案第36号福津市立学校の施設の開放に関する条例等を改正することについ              て ○議長(江上隆行) お諮りします。 日程第19、議案第35号福津市部設置条例を改正することについて及び、日程第20、議案第36号福津市立学校の施設の開放に関する条例等を改正することについての、以上2議案を一括上程したいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ご異議なしと認め、そのように決定いたしました。 一括上程した以上2議案について、提案理由の説明を市長に求めます。 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、議案第35号でございますけども、福津市部設置条例を改正することについてから、提案理由をご説明いたします。今回の条例改正は、6月の肉づけ予算の議決をいただき、所信表明の中でも優先順位を高く位置づけております農水産業分野におきまして、現在地域振興部で所掌しておりますソフト面、それから都市整備部で所掌しておりますハード面を一体的に進めていくために、機構の一部を見直し、当該条例について所要の改正を行なうものでございます。 続きまして、議案第36号の、福津市立学校の施設の開放に関する条例等を改正することについての提案理由でございます。本市の公共施設の使用料につきましては、基本方針を策定しておりますが、当該基本方針に基づき、算定方法の統一を行いまして、適正な受益者負担を求めることを目的として、各々関係条例について、所要の改正を行なうものでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 以上2議案につきましては、総務文教委員会に付託いたしますので、大綱質疑を受けます。 まず、議案第35号について、大綱質疑を受けます。質疑、ございませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ないようですので、大綱質疑を終結します。 次に、議案第36号について、大綱質疑を受けます。質疑、ございませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ないようですので、大綱質疑を終結します。 日程第19、議案第35号及び日程第20、議案第36号の以上2議案は、総務文教委員会へ付託をいたします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第21議案第37号福津市税条例を改正することについて △日程第22議案第38号福津市健康福祉総合センター条例等を改正することについて ○議長(江上隆行) お諮りします。 日程第21、議案第37号福津市税条例を改正することについて及び、日程第22、議案第38号福津市健康福祉総合センター条例等を改正することについての、以上2議案を一括上程したいと思いますが、これにご異議ございませんか。            〔「異議なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ご異議なしと認め、そのように決定いたしました。 一括上程した以上2議案について、提案理由の説明を市長に求めます。 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) それでは、議案第37号の福津市税条例を改正することについての提案理由でございます。地方税法等の一部を改正する法律等に基づき、本市の税条例の改正が必要となり、所要の改正を行なうものでございます。主な改正点としては、一つにたばこ税の税率に係る段階的移行等の規定整備、二つに特定公益増進法人等に対する寄附金の範囲の見直しなどでございます。 続きまして、議案第38号の福津市健康福祉総合センター条例等を改正することについての提案理由でございます。議案第36号と同様に、本市の公共施設の使用料につきまして、基本方針に基づき算定方法の統一を行い、適正な受益者負担を求めることを目的として、各々関係条例について、所要の改正を行なうものでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 以上2議案は、市民福祉委員会に付託いたしますので、大綱質疑を受けます。 まず、議案第37号について、大綱質疑を受けます。質疑、ございませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ないようですので、大綱質疑を終結します。 次に、議案第38号について、大綱質疑を受けます。質疑、ございませんか。 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 12番、蒲生でございます。今回の公共施設の値上げというふうにいったほうが明確かと思っておりますが、市民に多大な影響を及ぼすこの状況の中で、各施設の現状、これを本当に精査した結果、このような料金改定、各部署としてしっかりと中身の精査を行った結果、この料金改定が妥当だというふうに考えておられるのかどうか、その総論のところだけお聞きしたいと思います。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 改定の経緯につきましては、公共施設の使用料、これは手数料と合わせて、第1次の行革のときからずっと掲げられておったものでございます。平成26年、令和元年、このときに消費税の引き上げ、それに伴いまして使用料の改定は行ってきてはおりますけども、それぞれの施設において統一的な方針がないままきておったというような事実がございます。今回、市として統一的な基準、これを設けまして、さらに内容を精査して、各部署においてもそこはきっちりと現状の把握、近隣の状況等も踏まえまして、今回上程をしておるものでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) この議案については、また市民福祉委員会でしっかりと議論されると思いますが、私が言いたいのは、要は総括ではなくて各部門、課の中でこれを実際、市民がどのように負担を受けていくのかということを本当にしっかりと議論をなされて、自分たちの課としてこの料金改定で自分の中では問題ないというふうに、本当に考えられて、その結果がこういう形になっているのか。その辺の統一見解ではなくて、部としてのお考えというのはあるのか、ないのか。ひとつそこだけはお聞きしたいんですが。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 今回、それぞれの委員会に使用料の分は所管ごとに振り分けをなされておりますけども、これに際しましても、その前段の内部的な調整、そして市民との直接のやり取りというものは、反応というものについては、そこまでは確認しておりませんけども、当然そこを予測した上で、今回上程しておるものというふうに認識しております。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 総務部長のお話を伺いたいわけでは、実はないんです。私としては各部がこのことを最終的に市民にお出しするときに、最終窓口は各部門だと私は思っています。そういう中での、この今回の議案について覚悟をもって、またしっかりと討議されたということでの議案提出なのかどうか、そこをお伺いしたい。 ○議長(江上隆行) 辻健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(辻優子) 議案第38号については、ふくとぴあと福間会館で市民の利用が非常に多い施設ということは理解をしているところでございます。これまでもできるだけ施設を有効に使っていただきたい、そして市民の健康とか生涯学習であるとか、サークルであるとかボランティアであるとか、いろんなものに十分に使っていただきたいということでしておりましたけれども、市全体としての統一のルールを決めるということがまずございまして、その中で、先ほど総務部長が申し上げましたように、利用状況、各団体の分も全てこちらのほうで把握をした上で条例を提出させていただいているとこでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 他にございませんか。 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) これは、先ほどの36号と関連して公共施設使用料設定に係る基本方針に基づいて統一的に使用料をするということなんですけども、お聞きしたい点は、実際上、今コロナの状況の中で定数の半分しか使えない。休館するとかいう、こういう状況が頻繁に起こっていますよね。今後もそういうことは十分想定されると思います。そういうことをきちんと踏まえながら、この統一ということを十分議論したのかどうかというのが、私は大事な点になってくると思うんです。そこの点については、その各部署が云々というのも当然ありますが、本当にそうなんですかと。そこのところがコロナっていうことをきちんと今後も一緒にずっと続くかもしれないということを踏まえながら、全体的なこの公共料金の方針について統一的にきちんと話ができたかと、しているのかというところをお伺いしたいと思います。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 今回の基本方針、もともと以前にも統一的な方針というものは内部的にはずっと議論をしてきたところです。今回にあたりましては、当然コロナというものの影響、これは不可抗力というところでしょうけども、その分も踏まえた上で方針は考えておるところですけども、それをするにあたりまして、条例改正、その下に規則等がございます。この中で、減免もしくはそういった補償関係は捉えられるものと、そこそこの事情も違いますし、指定管なのかどうなのかというようなところもありますから、そこは細かいところでは、この条例改正に合わせて随時することもありますし、事前に予測できる部分は、そこは内部的には持っております。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) コロナを考えたかという質問だったんですけど、一応それは踏まえながらということなんですけども、実態として施設ごとに今ある料金を統一的に定める場合は、現状、この数年の利用者数があって、稼働率があって、それをベースにして、恐らく決めてきたと思うんです。それはそうだと思うんですが、間違いないと思うんですけど、そのこと自体が成り立たない可能性が十分にあるわけです、コロナの影響ということ。だからそこが踏まえられて決めたのかどうかというところは、極めて大事だと思うんです。そこはどうなんですか。そういうことも踏まえて、利用者数、稼働率踏まえて、この公共料金の利用料ということの改定が、それぞれ各部統一的に検証されて、決められたものなのかということです。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 先ほどの稼働状況でありますとか利用状況、そういうものも踏まえてというところでしたけども、平成31年度までの実績、これを基に詳細、今回の基本方針はしておるところで、コロナ自体、それを含んではいないというところですけども、当然、今時点それぞれの部署においては、それは頭に置いておくべきことということは、それぞれの部署で認識をしておるところでございます。 ○議長(江上隆行) 戸田議員。 ◆14番(戸田進一) 最後にまとめますけども、いろいろ平成31年度の実績で組みましたと、しかしコロナの影響というのを今含めていないというご答弁だったかと思うんですけど、それだと恐らくこういうふうに変えて、使用料金がこのぐらいになりますというようなシミュレーションを組まれていると思うんですけど、そのもの自体の前提が成り立たない可能性があるんです。それはやっぱり踏まえとかないと、絵に描いた餅になりかねないんです。そこについて、最後ご答弁お願いします。
    ○議長(江上隆行) 吉﨑財政調整課長。 ◎財政調整課長(吉﨑和哉) 先ほど総務部長からのお話もありましたけども、今回使用料の改定にあたりまして、原価は何なのかというところで、まず各施設における原価を基に料金を設定しております。その原価を出す際には、先ほど31年というご説明をいたしましたけども、実質的には平成29年度から31年度までの、それぞれの施設における費用等を積算させていただきまして、その中で各施設における原価を基に設定したものでございます。 方針のほうでも定めておりますけれども、当然、この費用というのは年々変わってくるものでございます。変わってきた部分につきましては、常にといいますか、できるだけ原価に近い数字で使用していただくという観点もございますので、3年をめどに随時使用料の改定を今後も続けていくという方針を定めておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 他にございませんか。 横山議員。 ◆13番(横山良雄) そもそもの話なんですけど、今回の賃料、手数料値上げですか、いわゆる。そのことに関して、冷暖房は下がっているところもあるんですけれど、本当に市民の福祉の増強、いわゆる革新、拡大、そういうようなところにもとるものなのか。今のこの現状を見て、極端に言えば消費税の問題凍結しようかとか、いろんなことがちまたでは言われています。まずは景気を回復するという、そういうふうな政府の見解とかもありますけどね、だけどじゃあ本市において値上げして、市民の方が集える機会が少なくなった、余計に利用者の負担を増やさなきゃいけない、このジレンマが繰り返される。そういうようなところを考えた上、また、本当に市民の福祉に関するものが増強されるかという、そもそものところをどのように考えられて提案されたのか、このことを聞きたい。 ○議長(江上隆行) 吉﨑財政調整課長。 ◎財政調整課長(吉﨑和哉) この使用料につきましては、当然値上げすることによって負担が市民の方にかかるということもあるんですけれども、基本的に施設を利用するかた、されないかたがいらっしゃいます。市全体として利用されるかたに対しまして、その応分の負担というのをお願いするということで、基本方針にも定めておるんですけれども、各施設、必ず必要とされる施設であるのか、あるいは市民のかたに選ぶ選択があるのか、あと民間に類似した施設があるのか、などなど含めまして、施設の分類、負担比率の分類というのをさせていただいております。 その分類の中で、それぞれその原価を100%利用者に求めるもの、あるいは75%求めるもの、50%求めるもの、原価を求めないものというふうに分類をさせていただいております。その分類に基づいてそれぞれの原価を反映させていただいて、使用料を設定させていただいたという形になっております。ですので、使われるかたにとっては負担にはなるかと思うんですけれども、使われない市民にとって、その税金なり、そういった部分が使われておるという現状も見据えまして、負担の公平という観点を基に設定をさせていただいておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 横山議員。 ◆13番(横山良雄) まとめます。私は、使える人が少なくなるような政策じゃなくて、使える人がたくさん増える政策。そしてこれは倍ぐらい上がっている、そういうようなものもあるわけです。じゃあほかの自治体と比べたときに、近隣の自治体と比べたときに、そんな倍も上げて、もっと低価格で提供している施設ありますよね。そんなところの見解、要はそういうようなものも含めた上での、要するに定期的に上げていくという、そういうふうなお考えなのか。要するに、提案する意義、いわゆる市民のかたが納得できる金額であって、そして納得した上でたくさんの人がより使えるようにすること、それが公平性だと私は思うんですが、その観点の考え方では提案されなかったのか、最後にお聞かせください。 ○議長(江上隆行) 吉﨑財政調整課長。 ◎財政調整課長(吉﨑和哉) すみません、繰り返しになりますけれども、市民が納得していただけるような価格の設定ということで原価というものを改めて精査させていただきながら、上げさせていただいておるというところでございます。また、当然利用料については上がる施設もございます。その中で当然、維持管理といいますか、悪いところ等も直していく財源にもなりますし、そういった部分も、修繕等にも早急に取り組めるような財源を捻出するというところも含めまして、計上しておるものでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 他にございませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ないようですので、大綱質疑を終結します。 日程第21、議案第37号及び日程第22、議案第38号の以上2議案は、市民福祉委員会へ付託いたします。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ △日程第23議案第39号福津市津屋崎千軒民俗館条例等を改正することについて ○議長(江上隆行) 日程第23、議案第39号福津市津屋崎千軒民俗館条例等を改正することについてを議題とします。市長に提案理由の説明を求めます。 原﨑市長。 ◎市長(原﨑智仁) 議案第39号の福津市津屋崎千軒民俗館条例等を改正することについての提案理由でございますけども、先ほどの議案第36号及び議案第38号と同様に、本市の公共施設の使用料につきまして、基本方針に基づき、算定方法の統一を行い、適正な受益者負担を求めることを目的として、各々関係条例について所要の改正を行なうものでございます。 提案理由は以上でございます。 ○議長(江上隆行) 議案第39号は建設環境委員会に付託いたしますので、大綱質疑を受けます。質疑、ございませんか。 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) 先ほどと同じことをお聞きしたい。要は、原課のほうで、この改定案を市民に対してどのように説明されるのか。本当に説明がつくのかということを本当に部署内でしっかりと議論されて議案として出されたのか。統一案ではないんです。要は、本当にこの数字を市民が窓口に来て払われたときに、これはおかしいじゃないかというときに、そういう言葉が出たときに原課としてどういう形でお答えができるのか。この件をしっかりと部署内で検討した結果が今回の議案なのか、ここはしっかりとお聞きしたいというふうに思っております。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 今、蒲生議員のご質問には統一見解ということで、まず一つ出されているものについて、果たしてそれぞれ原課がどのような考えをもってやったかというような内容というふうに理解しております。都市整備部のほうからは、ヨットハーバー、係留系の料金、並びに公園のほうを上げさせていただいております。 まずヨットハーバーにつきましては、さきの議会でも議員のほうからご質問があったように、原価をしっかり考えた上で、本来これは受益者のほうに求めるべきものなのかどうか。あるいは公金を入れるべきなのかどうか、こういったところを判断させていただいて、今回の内容は利用者のかたにご負担いただくという判断をさせていただいております。なお、原価計算においては、過去に設備投資したもの、この分の原価償却相当、それからそこに掛かる職員の人件費、それから現在使われている電気、水道、こういった使用料、こういったものを含めた上で算定をさせていただいているところでございます。 また、公園につきましては、現在、福岡都市圏内で同一の利用ができるようにというような形を取っております。ですので、都市圏内の金額、こちらを十分に参考にさせていただいて、もう一つ市内外料金については、指摘を受けていたこともございます。ですので、今回は市内外の料金の設定、この辺を考えた上で、実際にかかった原価というのは非常に算定しにくかったんですけれども、いろんな方面から考えた上で今回公園の料金設定というのをさせていただいたということで、十分内部で議論はさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(江上隆行) 蒲生議員。 ◆12番(蒲生守) ひとつお聞きしたいのは、覚悟なんです。要は、本当に住民の前でこの金額を提示して、要は常時1年間でどれだけこのかたたちが使っているか。一見的なかたはそれだけで見られるかもしれませんけど、長期的に使われているかたの負担増というものを本当にしっかりと見た上で、その負担をそのかたがたが本当に賄えるのかどうか、今のいろんな状況下の中において賄えるのか。賄えなければ、逆に言うと、もうそれは撤退でしかないし、縮小しかないわけですから、そこの判断まで求めるんです、今回の議案というのは。 時期的なものも、今コロナ禍でなかなか総会も開けない、いろいろ各種団体は、個別になってきますからこれ以上は言いませんが、本当に市民の目の前で、自分たちがやったことに対してそのかたがたがちゃんと納得できるだけの答えをもってこの議案を、覚悟をもって出されたんですか、これだけです、お聞きしたいのは。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 覚悟をもったかというようなことでございます。基本的に、先ほど財政調整課長もお話がありましたように、公金をどのような形で使っていくのか、使用者にどのような負担を求めて行くのかというような内容については、私どもも十分理解した上で、本来あるべき形ということで料金設定のほうをさせていただきました。おっしゃられるように、さきの議員もございましたが、コロナ禍において利用も減ってきている可能性もある。稼働率はどうなのかという点も気になる点ではございます。料金を上げることによって、最終的に利用回数というのは減る可能性もあるというところも考えた上で、それでもやはり市として近隣との公平性を考えた上で、施設の使用料を設定すべきということもあって、今回、この議案という形で提案させていただいております。 あと、覚悟をもってということでございますので、市民の皆様にはなかなかご理解いただけない点もあるかと思いますけれども、市の現状というのも説明させていただいて、近隣との公平も考えた上で料金設定をさせていただいたことを説明させていただきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(江上隆行) 他にございませんか。 横山議員。 ◆13番(横山良雄) これは委員会審査までにお願いしたいんですけど、議案の訂正。一時係留、月になっているでしょう。1日幾らじゃなくて、月の幾らになっているでしょう、これ。今出てきませんけど、事務局がこれで……。 ○議長(江上隆行) ちょっと発言を止めてください。議案の訂正ですか。 ちょっと暫時休憩させてください。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午後0時2分            再開 午後0時2分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(江上隆行) 再開します。ちょっともう一度、議案の訂正を述べてください。最後まで。すみません、ご無礼しました。 ◆13番(横山良雄) 委員会が開催されるまでに訂正していただければいいんですが、中味を見られて、一時係留、月契約じゃないですよ、使われる1日のところを月の幾らと書いているでしょう。そこのところをよく見て提案しなきゃだめですね。 ○議長(江上隆行) ちょっとお待ちください。ちょっと質疑ではないですね。その提案というか、要するに議案の内容を変えろということですよね。 横山議員。 ◆13番(横山良雄) 質疑じゃないですけど、要するに委員会が始まったときに、委員会の中で議案をちゃんともう一回つくり直してこいと言うんじゃなくて、先に今言いよるわけです。こういうところが間違っているから、ちゃんとやり直してきなさいと。でないと審査にならんでしょう。そのことを言いよる。質問じゃないですけどね。じゃあ質問という形に変えましょうか。なぜ一時借り受けの契約が月幾らになったんですかという質問に変えましょうか。 ○議長(江上隆行) ちょっと暫時休憩して、ちょっと確認させてください。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            休憩 午後0時4分            再開 午後0時5分          ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(江上隆行) 再開します。横山議員、それでは、今議案として上がっていますので、ちょっと議会事務局と執行部とそのことについてまだ時間がございますので、協議をさせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 横山議員。 ◆13番(横山良雄) 大綱質疑で質問したのは悪かったんですけど、この議案がまともなのかという、ただその1点だけです。でなかったら、ちゃんとした議案をお願いします。 ○議長(江上隆行) 質疑という形で、今正当なる議案として提出されているのかということを尋ねられておると思いますが、ご答弁いただけますか。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 議案書の94ページになります。別表1、ヨットハーバー施設使用料というところで、(1)のところで常時使用するとき、これは月額、これは間違いないというところでございまして、その下の(2)の一時的に使用するとき、これが日額表示にすべきところでございます。大変申し訳ございませんが、ここの部分は修正をお願いさせていただければというふうに思います。大変申し訳ございません。 ○議長(江上隆行) それでは、議案の訂正ということで、今後対応させていただきますので、ご理解をいただきたいと思います。 他にございませんか。 髙山議員。 ◆10番(髙山賢二) 10番、髙山でございます。12番の蒲生議員に関連してでございます。各使用料、これそれぞれ使われるかた等々によって、頻度によって使用料の支払い額が変わってくるかと思うんですけれども、各部でそれぞれの利用者に対して説明をきちんとできる覚悟があるのかということで、覚悟してかかるという答弁だったんですが、利用実態に応じたシミュレーション、例えばこの団体、この個人、このかたは年間にどれぐらい使われてあるんで、これを当てはめたときにはどのぐらいの負担になるというシミュレーションが各部で取られているのかどうか、お尋ねをさせていただきます。 ○議長(江上隆行) 長野都市整備部長。 ◎都市整備部長(長野健二) 公園を例にさせていただきます。公園のほうで料金改定を考えたときの利用者の頻度というのは、料金改定によって一定程度少なくなるものと、やはり残念ながらそういうことも考えられるということで、少なくなることを想定した収入金額というのを想定して、具体的にちょっと何%減というようなところまでは、今手元に資料がなくて申し訳ないんですが、実際にそういったシミュレーションを行った上で行っております。 以上です。 ○議長(江上隆行) 髙山議員。 ◆10番(髙山賢二) 各常任委員会にそれぞれマックスでどれぐらい負担が増えるというようなシミュレーションの資料というのは出していただけるのかどうか答弁をお願いいたします。 ○議長(江上隆行) 本夛総務部長。 ◎総務部長(本夛研介) 現在、全てのものについてシミュレーションまで出して、書面として持っておるかどうかというものは確認をさせていただきまして、できる限り委員会までに調整をさせていただければというふうに思っております。 ○議長(江上隆行) 他にございませんか。 中村清隆議員。 ◆11番(中村清隆) すみません、大綱質疑とはちょっと違うかもしれませんけども、先ほど横山議員から質疑があったときに、議案の差し替えということを言われましたので、これは議会運営委員会を開いて協議しないといけないと思うんですが、いかがですか。 ○議長(江上隆行) それは議事進行上の発言ですね。それはもう当然、今さっき申し上げましたように、また議案が修正されますので、当然そういう流れになろうかと理解しております。 他にございませんか。            〔「なし」の声あり〕 ○議長(江上隆行) ないようですので、大綱質疑を終結します。 日程第23、議案第39号は、建設環境委員会へ付託をいたします。 本日予定しておりました議事日程は全て終了いたしましたので、本日はこれにて散会とします。お疲れさまでございました。          ~~~~~~~~○~~~~~~~~            散会 午後0時12分...